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北陸工業新聞社
2018/01/29

【富山】「建築文化のさらなる発展を」/2018年建築富山新年交流会開く/石井知事ら420人が一堂に

 富山県内の建築関係8団体が主催する2018年「建築富山 新年交流会」が26日夜、富山市の富山電気ビルディングで開かれた。関係者ら約420人が参加し、「建築界の躍進」をモットーに親睦を深めた。
 冒頭、主催者を代表して、県建築士会の中野健司会長があいさつし、「交流会は、富山の住まいとまちづくりを担う建築関係者に参集いただき、建築産業と建築文化のさらなる発展のため、立場と職域を越え一堂に会し、富山県の発展を目指すもの。多様な諸団体、会員が集まることで、ネットワークづくりのきっかけも期待している」と述べ、「本日は、栄えある富山県建築賞に輝かれた皆様にも臨席を賜っている。特別賞には、第8回建築甲子園で全国優勝の連覇を果たした富山工業高校を選出。これからの富山県の建築教育と若者の継承において大変期待している。今後も皆様の支援と協力をいただき、元気のある富山県となるよう努めたい」と話した。
 来賓からは石井隆一知事が、「昨年8月に全面オープンした富山県美術館は、1月早々に入館者100万人を突破。相乗効果で環水公園も日本海側でトップを争う名所になりつつある。県議会議事堂の改修、テクノホールの増改築も完了したが、いずれも設計は地元の皆さん、施工もほとんどが地元の方々。評判が良く、嬉しくありがたく思っている」と謝意を示し、「北陸新幹線開業から1カ月半で丸3年。予想を超える良い結果となっており、早く敦賀、京都、大阪までをつなげたい。地方創生の時代であり、富山への移住も増えた。県の総合力で、もっと多くの人が富山に来てもらえる環境を作るよう最大限努力したい。豊かな自然、食べ物、産業だけでなく、まちや建築の文化も素晴らしい県となるよう、それぞれの立場で尽力いただきたい」と祝辞を述べた。
 稗苗清吉県議会議長の祝辞に続き、秦正徳富山大学学長補佐の音頭で乾杯。参加者は、和やかな雰囲気の中で交流を深めた。
 中締めでは、富山電業協会の三鍋光昭会長の主唱で万歳三唱。県建築士事務所協会の堂田重明会長が返礼の万歳を行った。日本建築学会北陸支部富山支所の堀江秀夫支所長が閉会の辞を述べた。
 なお、共催8団体は、▽県建築士会▽県建築士事務所協会▽日本建築家協会北陸支部富山地域会▽日本建築学会北陸支部富山支所▽日本建築構造技術者協会中部支部北陸部会富山会▽県設備設計事務所協会▽県建築設計監理協同組合▽とやま住まいとまちづくり推進懇話会―。

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