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建通新聞社(中部)
2018/01/31

【三重】「四日市足見川メガソーラー事業」環境影響評価準備書 知事意見

 合同会社「四日市足見川メガソーラー」〈代表・ジーヴァエナジー〉(東京都港区六本木3ノ15ノ5)が、四日市市山田町などで計画する50メガh級のメガソーラー「四日市足見川メガソーラー事業」に係る環境影響評価「準備書」に対し、三重県が知事意見を明らかにした。
 準備書に対して三重県環境影響評価委員会からの審議結果の答申を受けて、環境保全の観点などから知事意見を述べたもので、現状として「事業実施を不安視する意見なども数多くある」ことから「導入に係るガイドラインに基づき、コミュニケーションを図るなど、不安の解消に努めること」などの意見を盛り込んだ。今後、事業者側が環境影響評価の手続きに沿って「評価書」の作成に移行することになる。
 同事業は、四日市市山田町、波木町、小林町の足見川左岸側の山林を開発して整備するメガソーラー事業。事業実施区域は95f(西エリア34・2f、東エリア60・7f)。このうち、約70fを改変する計画。敷地のうち、62・3fにソーラーパネル約23万7000枚を設置する。発電規模は約50メガhを予定。造成計画では、調整池を8カ所(面積3f)、造成森林3・3f。非改変区域は、24・3fを残置森林とした。
 知事意見のうち、「地形・地質」の項目では、谷止め盛土や盛土の一部に調整池が設置される計画について、「地盤および盛土の安定性が確保されていない場合には、事業計画を見直すこと」などとした。