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日刊建設タイムズ社
2018/02/07

【千葉】柏高等部で校舎/県教育庁の特別支援学校整備/新年度で基本設計着手/市川、君津作業棟など

 県教育庁は「第2次県立特別支援学校整備計画」に基づき、特別支援学校の児童生徒の増加に伴う教室不足や過密の解消を目指している。新年度は県の当初予算案に事業費3億6590万円(ほかに債務負担行為5900万円)を措置し、柏特別支援学校の高等部単独校設置の基本設計(債務で実施設計)、市川特別支援学校と君津特別支援学校の作業棟増築工事等、市原特別支援学校教室棟増築の実施設計等、桜が丘特別支援学校教室棟増築の基本設計などを実施する。
 柏特別支援学校は小・中・高等部からなるが、このうち高等部を分離し、流山高等学園第2キャンパス敷地内に高等部単独校を設置する。校舎の規模はRC造3階建て延べ約5000uを想定し、120人規模の生徒増に対応する。
 スケジュールは、18年度で基本設計、19年度で実施設計を行い、20〜21年度で建設し、22年度内の開校を目指す。事業費は新年度予算案に基本設計費2650万円と、ほかに実施設計費として5900万円の債務負担行為を設定している。
 市川特別支援学校と君津特別支援学校は、新年度で作業棟の増築工事と既存校舎の改修工事を実施する。工事費は当初予算で市川特別支援学校に1億6910万円、君津特別支援学校に8385万円を計上。
 市川特別支援学校の作業棟はS造平屋建て延べ約473uの規模。改修は既存校舎の作業室を普通教室に改修。教室数は4教室分を予定。これにより30人規模の増加に対応する。設計は、西澤設計事務所(船橋市前原西1―23―6)が担当。
 君津特別支援学校の作業棟はS造平屋建て延べ約147uの規模。改修は既存校舎の作業室を普通教室に改修。教室数は普通教室3教室分を予定。これにより20人規模の増加に対応する。設計は赤坂建築設計事務所(木更津市太田2―24―18)が担当。
 一方、市原特別支援学校と桜が丘特別支援学校は、学校敷地内に教室棟を増築する。市原特別支援学校は、本年度で基本設計を実施し、新年度は実施設計を行う。その後、19年度に着工し、20年度の供用開始を目指す。本年度の事業費は実施設計費と敷地の造成工事に7600万円を予定。建物規模はS造2階建て延べ約784u。教室棟の増築により56人規模の増加に対応する。本年度は基本設計、測量、事前調査をCMS(千葉市若葉区都賀3―3―17)に委託した。
 桜が丘特別支援学校は、当初予算に基本設計費900万円を措置。新年度で基本設計、19年度で実施設計を行い、20年度に着工し、22年度の供用開始を予定。教室の増築により57人規模の増加に対応する。建物規模はS造平屋建て延べ約1100u。k_times_comをフォローしましょう
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