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鹿児島建設新聞
2018/02/27

【鹿児島】北鹿児島風力発電/2地区で出力18万kW

 電源開発(渡部肇史社長、東京都)は、阿久根市など4市1町を対象とする(仮称)北鹿児島風力発電事業(西地区・東地区)の2事業を計画している。現時点で西地区は3600kWの風力発電機を最大30基の10万8000kW、東地区は3600kWの風力発電機を最大20基で7万2000kWの設置を想定。工事期間はともに約3年を見込み、工事開始時期は未定としている。
 事業実施想定区域は、西地区が阿久根市、薩摩川内市、伊佐市、さつま町の行政界付近の約1000ha。東地区は、出水市、伊佐市およびさつま町の約1100ha。設備の配置は、今後の環境影響評価手続きにおいて、風況調査、土木等による施工可能性検討結果や関係機関との協議の結果等を踏まえて、環境影響の回避・低減等の諸条件を考慮。その上で、対象事業実施区域を絞り込み、具体的な風力発電機の位置を決定する予定。
 風力発電機の概要によると、出力3600kW、ブレード3枚、ローター径100m程度、ハブ高80m程度、ブレード上端130m程度を予定。工事は、道路および造成のほか、風力発電機の基礎、電気、据付、変電施設、配電線、送電線などとなっている。
 計画段階環境配慮書の作成はアジア航測が担当。
 対象地域となっている4市1町のほか県庁で計画段階環境配慮書の届出および縦覧を2月26日まで実施している。

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