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北陸工業新聞社
2018/02/09

【福井】ICU(東京)に実施設計委託/タケフナイフビレッジ共同工房改修増設

 タケフナイフビレッジ協同組合(越前市余川町22−91)は、共同工房の改修および増設などを計画し、このほどICU一級建築士事務所(東京都中央区日本橋小伝馬町16−8、長田直之代表)に実施設計を委託した。監修はデザイナーの川崎和男氏が務める。
 同事業は19年度まで3カ年継続し、共同工房改修(ナイフビレッジ)=オープンファクトリー環境改善事業に取り組むほか、独立工房ゾーン整備事業はナイフビレッジと越前市で共同整備し、市の整備独立工房ゾーンは分譲型(多目的利用可能)、ナイフビレッジは共同工房増設事業でゾーン一角に増設図りオープンファクトリーを拡充。
 越前市では地方創生推進交付金(弾力化運用)を活用して支援する。共同工房の実施設計は750万円(市の1月補正予算に500万円計上、3分の2補助)。18年度は独立工房ゾーン整備と共同工房改修工事に取り組み、1億1300万円。19年度は共同工房増設工事に9000万円を充当する。いずれも地方創生推進交付金実施計画をベースに概算。越前打ち刃物の海外を中心とした受注増加や23年春の北陸新幹線(仮称)南越駅開業による外国人をはじめとした観光客誘致による交流人口の増加など、越前打刃物を取り巻く波及効果を最大限に取り込み、産地産業振興およびオープンファクトリーによる産業観光の拠点化を推進したい考え。なお地方創生推進交付金(弾力化運用)とは地域未来投資促進法に基づき17年9月に国の同意を受けた福井県(嶺北)基本計画の伝統工芸産業の集積を活用した成長モノづくり分野への国の重点支援の一環。

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