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建設経済新聞社
2018/02/16

【京都】向日が丘支援学校を核に 福祉エリアに一体整備 京都府ら構想

 京都府は、長岡京市の府立向日が丘支援学校を核とした共生型地域づくり構想の策定に向け調査を進めている。
 築50年が経過した向日が丘支援学校(長岡京市井ノ内朝日寺11)を巡っては、28年3月に府教育委員会が「向日が丘支援学校については全面改築も視野に入れ検討していきたい」と抜本的な対策を講じる方針を表明。これを踏まえ府は、向日が丘支援学校周辺を福祉エリアとして一体的に整備し、福祉施策と特別支援教育との連携、在宅サービスや居住サービスの提供、緊急時も含めた入所機能など乙訓地域の実情も踏まえ、地域全体の対応力を高める障害福祉にかかる共生型地域づくりを目指しており、長岡京市と連携し、今年度は構想策定に着手した。
 長岡京市は当該地域における福祉サービスの調査を進めるとともに、当該施設規模、運営手法を検討。サービス機能等の組み合わせについては、介護予防拠点としての機能強化を目指している老人福祉センター竹寿苑の移設や、障害児・者福祉サービス施設の整備などを検討している。
 府は発達障害や入所施設など専門性や公益性の観点から必要な福祉事業について基礎的な調査を実施しており、今年度中に調査をとりまとめる。