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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/02/22

【茨城】日立市が南消防署新設へ2カ年16億円/18年度当初予算案で明らかに

 日立市(小川春樹市長)は22日、2018年度当初予算案を発表した。主な事業として南部消防署庁舎整備事業に7億5826万6000円(2カ年継続費16億3810万円)、豊浦小学校改築に9億1858万8000円、(仮称)はなやま認定こども園建設に2億3347万円(同5億6290万円)を計上。年次計画で進めている大甕駅周辺地区整備には30億4919万円、新庁舎建設事業には17億9020万円を配分した。
 一般会計の総額は17年度当初比6・8%増の756億7000万円。このうち普通建設事業費は174億7504万3000円で同41・9%の増。大規模な継続事業に加え、南部消防署庁舎整備事業など新たな事業にも予算を措置したことが主な理由。
 (仮称)南部消防署庁舎は、老朽化が著しい臨港消防署、臨港消防署久慈出張所および多賀消防署大沼出張所の機能を集約する形で新設する。設計業務を日木産業梶i日立市)に委託。規模は約2800u。18〜19年度で工事を行い、20年4月の供用開始を目指す。
 豊浦小学校改築事業は、老朽化が進んで耐震性に不安がある棟を取り壊して建て替えを行うもの。耐震性を有する棟は全面的なリニューアルを施す。設計は褐j設計(東京都新宿区)が担当。17〜21年度までの4カ年継続費19億5600万円を設定している。
 (仮称)はなやま認定こども園は、建設から約50年が経過して老朽化への対応や耐震性の確保が課題となっている塙山幼稚園とかねさわ保育園を統合し、新たな認定こども園を整備するもの。規模は約1000u。建設地は現在の塙山幼稚園の敷地。設計は且O上建築事務所(水戸市)が策定。開園は20年度を予定。
 大甕駅周辺地区整備事業は、東西自由通路整備と大甕駅舎の建て替えなどを行うもので15年度から4カ年計画で進めている。新年度は、南北アクセス道路の整備(L594m)などを行う。自由通路の新設と駅舎の改築はJRへ事業を委託し整備中。自由通路はことし12月の供用開始を目指す。
 道路新設改良事業には9億9939万円を投じた。新規で整備を行うのは市道3163号線(会瀬町)、同2587号線(高鈴町・宮田町)、同3665号線(会瀬町)、同7066号線、7479号線、7477号線、7055号線(石名坂町)。橋梁長寿命化事業には1億1883万4000円を措置。新規で塙橋の補修工事を行うほか4橋の長寿命化設計を行う。
 大甕水木連絡道路整備事業には1億966万9000円を予算化。500m区間で整備工事を行う。
 新規事業では金沢町地内道路整備事業に1億31万4000円を設定。真弓ルートの整備に向け、市事業分の箇所を対象に測量設計業務を行う。中里中学校校舎改築事業に472万2000円、十王中学校屋内運動場改築事業に1000万円を盛った。いずれも21年度の供用開始を目指して工事に向けた調査に着手する。