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日刊建設工業新聞
2018/02/26

【鳥取】18年度の直轄事業計画/鳥取西道路は最大87億円

 国交省中国地方整備局は22日、2018年度政府予算案に盛り込んでいる県内直轄事業の計画を鳥取県に示した。山陰道・鳥取西道路は予定通り鳥取西IC−浜村鹿野温泉ICまで18年内の開通を明記。また、重山地区の法面変状で開通が遅れている浜村鹿野温泉IC−青谷IC間は、19年夏までに供用させる。
 事業計画にはカ所ごとに上限から下限まで幅を持たせた事業費を記載しており、鳥取西道路には最大87億円を配分して開通に向けて必要額を確保。舗装工や電気設備工、交通安全施設工など最終仕上げに入る。
 このうち瑞穂宝木IC−青谷IC(V期)は22億円から25億円を投入。重山地区の法面対策で掘削するトンネル工(120b)をはじめ舗装工、電気、交安施設工を整備する。
 今年度、新規採択事業になった北条道路は、はわいIC−大栄東伯IC区間に最大17億円程度の配分で調査設計が中心。国道183号・鍵掛峠道は改良工などに1億円から6億円程度が示された。鳥取自動車道と米子道路の追い越し付加車線は、橋梁下部工などに2億円から22億円と流動的。
 交通安全事業を含めた道路事業全体では、最大でも151億円となり、鳥取西道路が最終局面を迎えたため前年6割程度の予算にとどまる。
 河川事業は最大14億円、海岸事業の皆生海岸も最大5億4000万円で前年並み。大山山系砂防(天神川、日野川)の最大14億4000万円は、前年に比べて2割増。
 また、境港ふ頭再編改良事業(竹内南地区ターミナル)は、19年度の完成に向けて13億円から最大21億円を投入。鳥取港千代地区の防波堤は最大5億円が見込まれている。


日刊建設工業新聞