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日本工業経済新聞社(山梨)
2018/02/26

【山梨】中部横断に最大328億 当初案直轄事業計画を県に通知

 国土交通省関東地方整備局は22日付けで、2018年度当初予算案における直轄事業計画を県に通知した。中部横断(富沢〜六郷)では、開通必要額として最大328億円が記されている。
 河川の3事業においてはいずれも富士川または富士川水系で整備を進める計画で、切石・手打沢地区の堤防整備では9000万円から4億7000万円の費用投入を見込んでいる。
 一方、砂防事業の予定は20カ所を数え、事業進捗見込みは5億4000万円から35億円としている。
 富沢IC〜南部ICおよび下部温泉早川IC〜六郷IC区間での開通を予定する中部横断自動車道。事業見込みを295億円から328億円としている。ほか道路改築では、国道20号大月バイパスが23億円から26億円、新山梨環状道路(広瀬〜桜井)が上限4億円程度との見込みがなされている。
 計画内容・進捗見込みなどは次号以降に掲載。
 事業計画における@内容(※は上限値に近い事業費配分の場合に実施)A進捗見込みなどは次のとおり。
 【水管理・国土保全局関係】
 〈河川事業〉
◆河川改修(富士川)@切石・手打沢地区堤防整備などA0・9〜4・7億円
◆河川工作物関連応急対策事業(富士川)@柏排水機場原動機改善などA〜2・3億円
◆総合水系環境整備事業(富士川水系)@増穂U期地区:水辺整備、モニタリング、笛吹石和地区:水辺整備、親水護岸工などA〜3・9億円
 〈砂防事業〉
◆砂防事業(富士川水系)@釜無川流域左岸砂防施設改築、釜無川上流右岸山腹工、釜無川流域右岸砂防施設改築、黒川第五砂防堰堤、尾白川下流床固群、白河内第三砂防堰堤、荒川上流砂防堰堤群、内河内第五砂防堰堤、胡桃草里沢砂防堰堤群、保川第五砂防堰堤、春木川山腹工、小武川第八砂防堰堤、小武川下流床固群、黒桂河内第四砂防堰堤、広河内第五砂防堰堤、池の沢砂防堰堤群、塩島沢砂防堰堤、大武川第六砂防堰堤、早川流域砂防施設改築、武智川下流床固群A5・4〜35億円
 【道路関係・直轄】
【改築事業(幹線道路ネットワーク整備)】
◆中部横断自動車道(富沢〜六郷)@富沢IC〜南部IC(調査設計、改良工、トンネル工、舗装工、施設工)、南部IC〜下部温泉早川IC(調査設計、用地補償、橋梁上部工、改良工、トンネル工)、下部温泉早川IC〜六郷IC(調査設計、橋梁上部工、改良工、トンネル工、舗装工、施設工)A295〜328億円程度(開通必要額)
◆国道20号(新山梨環状道路北部区間)@※調査設計、※用地買収、※環境整備A〜1億円程度
◆国道20号(大月バイパス)@調査設計、改良工、函渠工、トンネル工A23〜26億円程度(開通必要額)
◆国道52号(上石田改良)@※調査設計、※用地買収、舗装工A0・8〜1億円程度
◆国道139号(都留バイパス)@※調査設計、改良工A0・3〜1億円程度
◆国道138号(新屋拡幅)@※調査設計、※用地買収A〜2億円程度
◆国道20号(新山梨環状道路広瀬〜桜井)@※調査設計A〜4億円程度
【改築事業(防災対策等)】
◆国道20号(新笹子トンネル改修)@※調査設計A〜1億円程度
◆交通安全事業T種(国道20号、国道52号、国道138号、国道139)@調査設計、用地買収、工事A6〜16億円程度(以下の2事業を含めての見込み)
◆交通安全事業U種(国道20号、国道52号、国道138号、国道139号)@道路標識、防護柵、情報提供機器、区画線
◆電線共同溝事業(国道20号、国道139号)@調査設計、本体工事、引込管等工事、路面復旧工事