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鹿児島建設新聞
2018/03/07

【鹿児島】県18年度当初予算案概要/全体工事費は966億

 2018年第1回県議会定例会が開会した。18年度当初予算案は前年度比0.1%増の8107億6200万円となる。工事請負費には全体の12%を占める966億207万6000円を計上。債務負担行為は3校の校舎改築や鹿児島港貨物上屋、県営住宅建設(原良団地)の計5件の大型建築物を複数年度で整備する。トンネルはなく、谷ノ山橋や広瀬大橋など橋梁築造を推進する。
 対象は、鹿児島工業高校が産25番棟と特29番棟を解体し、跡地に産振実習棟(RC造3〜4階建7402u)の改築に備える。1期分はRC造4階建3600uを想定。鹿児島中央高は、普3番棟を工区分けして解体。改築は数期に分ける予定。18年度にも1期分(RC造5階建約4800u外)の発注が見込まれる。鹿児島南高は、産20番棟を解体して普通・特別・産振教室棟を計画。規模はRC造4階建6900uなど。1期分としてRC造4階建約3500uが予定されている。
 県営住宅は、原良団地の建て替えで、18年度に計画されているはA−6号棟。建物規模はRC造10階建約3200uで、戸数は50戸程度となる。
 貨物上屋は、鹿児島港新港区複合一貫輸送ターミナル改良事業の一環として、4号上屋を計画。1期は17年度で整備が完了し、2期も1階に荷捌き所、2階は東側に事務所等を設置する。建物規模はRC造2階約3100uを予定。1期と同様に既存上屋を解体後に着手する工程だ。
 道路改築(谷ノ山橋)は、国道226号笠沙道路(南さつま市)で下部工を進めており、上部工の発注を目指す。橋種はPC3径間で延長は179m。
 都城志布志道路「末吉道路」では、債務負担行為で跨道橋の陣ノ山橋や末吉IC函渠、第4号水路の予算枠を確保する。また、須崎橋(薩摩川内市)や広瀬大橋(さつま町)、平田橋(宇検村)、柳橋(奄美市)なども計画している。

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