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鹿児島建設新聞
2018/03/12

【鹿児島】姶良市、跨線橋の点検・修繕計画/26橋で早期対応必要

 道路が鉄道をまたぐ跨線橋の計画的な点検および修繕に向け、対象となる139橋のうち、2017年度点検で診断が確定したものを含めると26橋で早期対策が必要なことが分かった。このうち、姶良市が管理する木田橋では架け替えを計画している。
 橋梁の維持および修繕の計画的・効率的な実施に向けて、国土交通省やNEXCO西日本、県等のほか12市1町の道路管理者をはじめ、JR九州、肥薩おれんじ鉄道、鹿児島市交通局の鉄道事業者が一堂に介し、連携・調整を図るため設立した県道路鉄道連絡会議(会長・武藤聡鹿児島国道事務所長)で明らかとなった。
 これまでの点検結果を踏まえ、早期対応となった橋梁を道路管理者別でみると、国交省では長里跨線橋と長里跨線橋側道橋(左)は設計を委託済みで、次回の点検となる19年度までに補修を実施。女房川跨線橋は、コンクリート橋部分が塩害の影響を受けているため、17年度に補修に向けた設計を実施した。
 NEXCO西日本では天降川橋(上)、同(下)の2橋で床版取り替えを19、20年度で行いたい考え。
 姶良市は3橋の対策が必要で、このうち木田橋は道路改良に伴い架け替えを予定し、18年度以降に仮橋設置と旧橋撤去を見込む。重富跨線橋と同(歩道橋)は、18年度の定期点検後に修繕に向けた検討を行うほか、点検未実施の新生こ線橋は18年度に点検を実施するもよう。
 薩摩川内市は、風口橋において19年度設計、20年度の補修を計画。いちき串木野市は、宇都跨線橋が対象で18年度に実施設計と工事を予定する。阿久根市の高松跨線橋と出水市の高松跨線橋は、19年度以降に補修対応を計画している。

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