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日刊建設工業新聞
2018/03/01

【鳥取】平井知事が2月議会で/高速道路4車線化に意欲

 平井伸治知事は28日の2月定例会で、県内高速道路について「4車線化工事を延ばしていく必要がある」と述べ、交通事故や豪雪対策を念頭に米子自動車道など4車線化の促進に意欲を見せた。県議会自民党・前田八寿彦議員の代表質問に答えた。
 北条道路など残された高速道路のネットワークを踏まえ、前田議員は次の展開として「4車線化」の実現を強く求めた。
 高速道路の整備について平井知事は、整備延長を延ばすことを優先した結果、4車線化の県内整備率は9%にとどまっていると説明。その上で、昨年の鳥取自動車道や今年の北陸自動車道の大雪による雪害を挙げながら、米子道の「三平山トンネル」付近や山陰道、鳥取道を含めて4車線化の延伸を国など関係機関に働きかける姿勢を示した。
 一方、暫定2車線区間の中央分離帯に設置する事故対策のワイヤロープでは、平井知事は橋りょうとトンネルが連続する鳥取道への整備は難しい見方を示し、北条道路の盛り土部での設置を国に要望するとした。
 また、県内の建設産業について平井知事は、県内GDPの7・8%を占めており、産業政策として発展を図らないといけないと強調。併せて「インフラ整備や雪の災害対応を含めた建設業の役割はクローズアップされてきている」と指摘し、公共事業費については当初予算と2月臨時補正を含め前年比20%増と説明。「財政と折り合いを付けながら必要な事業を確保していく」と述べた。


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