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建通新聞社(東京)
2018/03/01

【東京】都 環4夏目坂、新東京所沢を事業化

 東京都建設局は「環状第4号線(夏目坂)」と「東村山3・4・15の1号新東京所沢線」を事業化する。国土交通省から2月28日付で都市計画事業の認可を得た。いずれも2026年度までの10カ年で事業を完了させる方針で、所管する建設事務所が今後、用地取得や設計、工事を順次進めていく。
 環状第4号線は港区高輪3丁目から江東区新砂3丁目に至る延長約28・8`の都市計画道路。このうち新宿区原町3丁目(大久保通り)と馬場下町(早稲田通り)を結ぶ延長655b区間を事業化する。幅員約11bの現道を20bに拡幅し、2車線の車道(幅員14・5b)の両側に歩道(同2・75b)を配置。車道端への自転車走行空間の整備や歩道下への電線類の地中化、街路樹の植栽を行う。
 交通の円滑化や歩行者・自転車の安全性・快適性を向上させるとともに、沿道遮断帯の形成や避難路としての機能強化により地域の防災性を高める。事業費は135億円。第三建設事務所が事業を担当する。
 東村山3・4・15の1号新東京所沢線は、東久留米市浅間町2丁目と氷川台2丁目を結ぶ都計道で、このうち今回事業化するのは金山町2丁目〜氷川台2丁目間の延長770b。幅員18bの街路を新設する。2車線の車道(幅員9b配置し、)の両側に自転車道と歩道(同4・5b)を配置し、歩道部に電線類を地中化する。
 埼玉県と一体的に道路ネットワークの整備を進めることで都県間の連携を強化して交通を円滑化するとともに、歩行者などの通行の安全性・快適性を高める。現道のない区間を整備することで地域の防災性・利便性も向上させる。事業費は69億円。北多摩北部建設事務所が整備を担当する。

提供:建通新聞社