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　神奈川県県土整備局の社会貢献企業に対する２０１７年度発注実績が前年度並みに推移していることが本紙取材で分かった。12月末現在、「インセンティブ発注」と「いのち貢献度指名競争入札（以下、いのち指名）」が占める割合は合わせて37％。16年度全体の実績（37・７％）とほぼ同じ水準にある。等級別の状況（16年度）については、Ａ・Ｂ対象とＢ・Ｃ対象を合わせた土木工事一式１７６件の63・１％がインセンティブ発注か、いのち指名となっている。Ｃ・Ｄ対象は25・８％だった。
　17年度の発注実績によると、条件付き一般競争入札５３５件のうち１４７件をインセンティブ発注としている。契約総件数６１６件に占める割合は23・９％。いのち指名については、13・１％に当たる81件を発注した。両方式とも16年度全体の水準と大きな差はない。15年度全体の実績はインセンティブ発注が21・１％、いのち指名が14・1％だった。
　　
○土木　「Ａ・Ｂ」「Ｂ・Ｃ」合わせ63・１％

　また、16年度発注の土木工事一式（発注基準額１億５０００万円未満）を等級別に見ると、インセンティブ発注、いのち指名が占める割合が最も高いのはＢ・Ｃ対象の66％（インセンティブ発注46％、いのち指名20％）。これにＡ・Ｂ対象59・２％（同48・７％、同10・５％）、Ｄ対象48・１％（同11・１％、同37％）、Ｃ・Ｄ対象25・８％（同12・９％、同12・９％）が続く。Ａ・Ｂ対象とＢ・Ｃ対象を合わせると、その割合は63・１％に達する。

提供：建通新聞社