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建通新聞社(岡山)
2018/03/02

【岡山】国土交通省岡山国道事務所 岡山環状南道路大樋橋西高架橋などの詳細設計を大日本コンサルタントで

 国土交通省岡山国道事務所は、岡山環状南道路大樋橋西高架橋などの詳細設計を大日本コンサルタント(東京都豊島区)で進めている。国道180号岡山環状南道路と国道2号古新田地区の接続部に建設する高架橋などの設計一式で、納期は5月31日。
 また、中国地方整備局は、同橋工事の技術協力業務「技術提案・交渉方式(技術協力・施工タイプ)」による公募型プロポーザルを実施した結果、日本ファブテック・鴻池組JV(東京都中央区)を特定し、2月23日に契約を締結した。施工予定者のノウハウや技術力を設計段階から投入するECI方式※の取り組みは、国発注の案件では3例目、新設の橋梁工事では初めての試みとなる。
 橋梁詳細設計の内訳は、3径間連続鋼床版箱桁橋、逆T式橋台2基、ラーメン式橋脚2基、右折ランプ橋検討、架設計画などで、岡山市南区古新田〜大福までの全体延長670b。そのうち延長395b区間が今回の技術協力業務の対象となる。
 技術協力業務では、施工計画の作成や技術提案、全体工事費の算出や設計調査協議などについて、発注者と設計者を交えた3者で協力し設計を完成させる。高架橋工事の想定価格は10億〜20億円程度。工期は2023年3月ごろまでの予定だ。
※ECI方式=「アーリー・コントラクター・インボルブメント」の略で、設計段階から施工者が参画し、当工事を施工することを前提に設計に対する技術協力を行う。設計完了後に施工者は発注者と価格交渉を行い、合意に至った場合には工事契約を結ぶ。施工者の技術力とノウハウを設計段階から投入するため、建設コスト縮減や工期短縮につながるなどのメリットがある。
 なお、DB(デザインビルド)方式も同様に設計段階から施工者が関わる手法だが、受注者が設計と施工を担い、また、工事価格も受注者選定時に決定していることが一般的。

「提供:建通新聞社」