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建通新聞社四国
2018/03/02

【高知】高知市の18年度当初予算案 総括と新規事業

 高知市は2月26日、一般会計の総額を1538億円とする2018年度当初予算案を発表した。対前年度当初比1・7%減で、8年ぶりに前年度を下回る予算編成となる。一般会計のうち普通建設事業費は239億2770万円で、同比14・8%減、金額にして41億円余りの減少。3月定例議会の会期は5日から23日まで。
 「南海トラフ地震対策」と「地方創生の取組強化」を2本柱とし予算を編成した。南海トラフ地震対策については、新庁舎と中央消防署の建設事業費がピークを迎えることから、ハード整備費が過去最大規模となる245億円(水道・公共下水道事業会計含む)の予算を計上する。岡ア誠也市長は同日の定例記者会見で「18年度から県内全市町村で『れんけいこうち広域都市圏』がスタートするので、『連携と絆で創るまちづくり』を18年度当初予算のキャッチフレーズとしたい」と述べた。
 主な新規事業では、下知水再生センター管理棟改築に2億5929万円、31年度までの継続事業で総事業費は8億5000万円。再生資源処理センター整備準備260万円、施設老朽化により現地での建て替えを計画しており、敷地の測量などを実施する。清掃工場の長寿命化に1億3000万円、1号焼却炉ろ布の取り換え工事などを行う。横浜文化センター耐震補強推進事業には480万円、設計費に充てる。潮江市民図書館耐震補強推進事業には2100万円、地質調査や実施設計を進め、19年度の工事発注に備える。
 布師田産業団地開発事業には7380万円、測量や実施設計などを進める。中心市街地都市公園整備構想検討には550万円、丸ノ内緑地、藤並公園、横堀公園を対象に再整備計画を策定する。横浜分団屯所建設事業には1000万円(3月補正予算案合わせ2835万円)、高台移転に向けた用地購入と設計、造成工事を進める。秦中央保育園改築事業には2800万円、新園舎の設計などを実施する。民間保育所施設整備事業費補助金には7億9037万円、丸の内、横浜、江陽の3園の増改築事業を支援する。

提供:建通新聞社