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建通新聞社四国
2018/03/02

【高知】香美市 20年度に工事着手へ 新図書館基本計画(案)を公表

 香美市は、新たな図書館を建設するため、基本計画(案)を公表した。建設候補地には、あけぼの街道沿いの土佐山田町楠目字大ツカ西にある敷地面積約4100平方bを選定。建物は、延べ床面積1700平方b程度とした。
 パブリックコメントの後、議会承認が得られれば、2018年度に基本設計、19年度に実施設計などを完了させ、20年度に工事着手。21年度の開館を目指す。
 新図書館の建物構造は、維持管理コストの低減のため、耐用年数50年以上の仕様。館内には、エントランススペースをはじめ、一般図書、児童図書開架スペース、書庫、ホール、グループ学習室などを設置する。
 約50台収容できる駐車場、駐輪場を整備するほか、トイレの雨水利用や植栽・緑化など省エネルギー対応なども検討する。
 建設候補地の所在地は、土佐山田町楠目字大ツカ西736、737ノ2、738ノ1、741。あけぼの街道沿いで、JR土讃線アンダーパス西側。
 新図書館建設を巡っては、検討委員会が本年2月、建設候補地に「旧Aコープとさやまだ」(土佐山田町百石町2丁目)周辺を選定。図書館、収蔵庫を併設するとしていたが、議会が反発し、5月に計画は白紙に。その後、建設候補地を再検討してきた経緯がある。
 現図書館(土佐山田町東本町2ノ1ノ20)は、1967年に建設された旧郵便局舎を改装したもの。施設の老朽化が進んでいる他、駐車場が狭いなどの問題もある。

提供:建通新聞社