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日刊建設工業新聞
2018/03/05

【鳥取】15日以降の調達公告から適用/新労務単価と技術者単価

 県土整備部は2日、予定価格を算出する際の積算に使用する2018年度「公共工事設計労務単価」と「設計業務等技術者単価」を改定した。15日以降に調達公告する建設工事と設計業務から適用する。
 翌年度の単価を繰り上げて適用するのは5年連続。国交省は今月1日から18年度単価を適用しており、同部も新年度を待つことなく新単価を前倒して運用する。
 労務単価の県内全職種平均は前年度比3・0%引き上げられ、全国平均の伸び率2・8%を上回った。単価が上昇し始めた12年度以降、7年連続して上伸。12年度比で36・7%上がった。
 主要職種の上昇単価は▽特殊作業員500円(伸び率2・9%)▽普通作業員400円(同2・9%)▽とび工700円(同3・4%)▽特殊運転手500円(同3・2%)▽型わく工600円(同3・0%)−。
 また、交通誘導員Aは600円(同5・0%)上昇して1万2700円、交通誘導員Bが500円(同5・2%)上がって1万0100円になった。
 設計業務に適用する技術者単価は、全職種平均3・0%増。6年続けて上昇し、12年度比で22・4%引き上げられた。主な職種の上昇単価は▽測量技師1500円(同4・5%)▽地質調査技師2000円(同4・9%)▽技師A800円(同1・8%)▽技師B700円(同1・9%)▽技師C800円(同2・7%)−。
 同部は併せて現在、公告手続きに入っている17年度補正など翌債工事と業務で旧単価のまま入札した案件に特例措置の適用を検討。今月1日以降に契約した工事と業務を対象に、新単価を反映させる契約変更を認める。部内決裁を経て追って周知する。 


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