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西日本建設新聞社
2018/03/05

【熊本】「経験と教訓を後世に」 県建設業協会が熊本地震で活動報告冊子

 熊本県建設業協会は、熊本地震での協会員の対応等を記録した「平成28年熊本地震〜応急復旧活動の軌跡〜」を発行した。地域の安全を担う使命感から、発災直後より人命救助や応急復旧などの活動に取り組んでおり、この経験と教訓を後世に伝えようと、およそ1年かけて活動報告冊子にまとめた。編集・制作は西日本建設新聞社など3社。
 冊子はA4版83頁。地震の概要と被害状況、協会の活動記録、資料編の3章で構成し、巻頭には、熊本県の蒲島郁夫知事が寄稿。いち早く災害現場に駆けつけた協会に感謝し、「創造的復興の中核的役割として今後も地域の安全・安心を支えて頂きたい」と、業界への思いが熱く綴られている。
 活動記録では、阿蘇、上益城、熊本など6支部・2部会の支部長らにインタビューし、自らも被災している中、地域のために懸命に活動した状況が記されている。緑川、俵山ルート、長陽大橋ルートの緊急応急復旧工事を担当した技術者へのインタビューもあり、早期復旧に向けた緊迫した様子が伝わってくる。
 3000部発刊し、全国建設業協会と各県協会、国・県、県内全市町村長、関係団体・議員、県内全協会員などに謹呈した。

提供:西日本建設新聞社
公式フェイスブックページ:「記者 建設探訪