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北陸工業新聞社
2018/03/05

【福井】実施設計、土木工事も/朝倉氏博物館展示・ガイダンス棟/−県− 

 福井県は18年度当初予算案で、日本最大の戦国城下町「一乗谷ミュージアム」化推進事業に1億9565万4000円を計上するとともに、19年度の債務負担行為として限度額4115万5000円を設定した。
 「一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)展示・ガイダンス棟」の建築、展示両実施設計、全国トップレベルの中世都市遺跡研究拠点化に向けた調査・研究を進めるほか、2カ年で道路拡幅など建設地周辺整備の土木関係工事に取り組む方針だ。
 一乗谷朝倉氏遺跡博物館は、展示・ガイダンス棟(RC一部S造2階建て延べ約5000平方メートル)と、一乗谷朝倉氏遺跡資料館(福井市安波賀町)および隣接する埋蔵文化財調査センターを改修して活用する「調査・研究、収蔵棟」で構成。
 展示・ガイダンス棟については、基本設計を内藤廣・センボー設計共同体、展示基本設計を丹青社が担当。
 計画ではまず、展示・ガイダンス棟を先行して整備。新年度に建築、展示とも実施設計を行ったうえで、19年度から2カ年で建設して21年度に開館予定。一方、調査・研究、収蔵棟に関しては20年度の改修設計、21年度の改修工事を経て、22年度のリニューアルオープンを見込んでいる。
 昨年2月の県議会産業常任委員会で示された概算整備費は約45億5000万円。内訳は、調査・研究、収蔵棟約2億5000万円、展示・ガイダンス棟約43億円(建築工事24億円、展示工事11億7000万円、その他7億3000万円)。

hokuriku