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建通新聞社(神奈川)
2018/03/06

【神奈川】横浜市 グリーンライン6両化の施設整備に61億円

 横浜市交通局は市営地下鉄グリーンラインの6両化に伴う施設整備経費を約61億円と見積もった。ホーム延伸やホームドア増設、信号装置改修に約43億円、車両基地の留置線延長と車両工場の増築に約18億円を充てる。2018〜19年度の設計を経て、20〜21年度に工事を実施する予定でいる。
 グリーンラインは港北区日吉4丁目〜緑区中山町間の約13`10駅を21分で結ぶ複線の鉄道。10・6`7駅が地下、2・4`3駅が地上で、都筑区川和町に面積約6fの車両工場を設けている。整備コストを抑えるため、1編成6両の当初計画を4両に見直すなどして08年3月に開業した。
 沿線の人口定着で利用客が増加傾向にあり、とりわけ平日朝のラッシュ時間帯は日吉本町〜日吉駅間の混雑が顕著。利用客が増え続ければ25年度に乗車率が200%を超えるとの試算も踏まえ、19〜24年度の6カ年で全17編成中10編成の車両数を4両から6両に増やして混雑緩和を図る。
 車両の増備(22〜24年度)に必要な約70億円と施設整備の約61億円とで総事業費約131億円を見込む。18年度当初予算で基本設計費5176万円を確保して、施設整備を巡る具体的な検討に乗り出す。財源を確保するため補助制度の適用などを国に要望していく。

提供:建通新聞社