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建設新聞社
2018/03/05

【東北・福島】81・5億で鹿島が落札/WTO 廃棄物貯蔵施設の大熊工区

 環境省福島地方環境事務所は、1日開札の「中間貯蔵(大熊工区)廃棄物貯蔵施設工事」を81億5000万円で鹿島に決定した。
 WTO標準型・施工体制確認型総合評価落札方式の対象で、同社の評価値は2・065。入札には同社のほか西松建設・フジタJV(入札額84億8000万円)と大林組(同102億9100万円※予定価格超過)が参加した。
 廃棄物貯蔵施設は、貯蔵容器に封入されたばいじん等を適正定置するための施設。貯蔵容器1基あたりの規格は、鋼製角形(外寸1・385b×1・385b×1・28b)で重量が280`c。
 本工事は、大熊町小入野東平地内の約2・4fを事業用地に、貯蔵容器約2万8800個が定置できるRC構造の貯蔵施設棟、および搬入や定置状況を監視・管理するための管理棟(組立式ハウス延べ100平方b程度)を建設する。
 設計および工事(線量低減措置、道路工、造成工等を含む)期間は約24カ月、その後の定置・維持管理期間が約13カ月で、工期は2021年3月19日まで。
 なお、1日に本工事との一括審査案件である「中間貯蔵(双葉工区)廃棄物貯蔵施設工事」を開札しているが、同案件については施工体制確認中としている。

 提供:建設新聞社