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日本工業経済新聞社(群馬)
2018/03/05

【群馬】水道技術講習会を開催

群馬県薬剤師会環境衛生試験センターは2日、前橋市亀里町のJAビルにおいて本年度の水道技術講習会を開催した。
同センターは、地域の公衆衛生向上を目的に県薬剤師会が運営する公益性の高い分析機関。水道水等の登録検査機関として、県内および近郊の水道事業体の水質検査を行っている。
講習会はより安全、安心な上水道を供給するために浄水技術や水質管理技術などをテーマに2015年度から県の後援を得て毎年実施、今回は市町村の水道事業担当者ら約100人が受講した。
同センターの須野原修所長の主催者あいさつに続いて講師3人が演題ごとに講義を行い、県健康福祉部食品・生活衛生課の篠原明光副主幹が「群馬県の水道行政」、同センターの田島美紀氏が「採水方法」、日本水道協会の北澤弘美工務部次長が「水質異常の対応」について、それぞれ説明、解説した。
このうち、群馬県の水道行政では水道法改正案のポイントや群馬県水道ビジョンの策定スケジュールなどが示された。
水道法の一部改正は、改正案が施行された場合、水道事業者へ3年以内の水道施設台帳整備の義務付けや、水道施設に関する公共施設等運営権が民間事業者に設定できるようになる、指定給水装置工事事業者の指定に更新制(5年)が導入されるなどが主な変更点。また、県の水道ビジョンは19年12月の策定を目指していることが説明された。