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建通新聞社四国
2018/03/06

【高知】高知市の学校整備 大津小で大規模改造工事

 高知市は、2018年度の小中学校施設整備として、大規模改造工事では大津小学校南西舎で公告し、春野東小学校など6校で大規模改造に向けた設計を外注する。また施設整備に8100万円、防災機能強化に1億0800万円、旧土佐山中学校解体に3800万円を18年度当初予算案で計上している。
 大津小学校南西舎の大規模改造工事は4月上旬にも公告する。規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ684平方b。防水、外壁、天井、床など老朽箇所の改修や既存トイレの洋式化・乾式化などを進める。3月補正予算案に工事費9919万円を計上。設計はライズ設計事務所(高知市)が担当。
 この他の大規模改造事業では、横内小学校エレベーター改修に2978万円を計上。現在の法令を満たさない既存不適格のエレベーターを改修する。なお3月補正予算案には大規模改造事業費として4億4000万円を計上しており、第六小学校西舎と三里小学校体育館、大津中学校体育館の老朽化対策工事を進める計画だったが、国からの内示が下りなかった。そのため、今回の補正分では工事執行されず、早くても18年度の補正予算であらためて計上することになる。
 大規模改造に向けた設計は、春野東小学校南西舎・南東舎、春野西小学校北舎・南舎・東舎、昭和小学校体育館、布師田小学校体育館、朝倉中学校北舎・南東舎、春野中学校体育館で実施する。いずれも、以前に耐震診断を行った際に「耐震性有り」と判定されたか、耐震補強工事の際に老朽箇所の改修工事を行っていない施設。第2四半期に順次外注し、19年度の工事発注に備える予定。
 各施設の規模は、春野東小学校南西舎が鉄筋コンクリート造2階建て延べ692平方b、南東舎が同造2階建て延べ614平方b。春野西小学校北舎が同造2階建て延べ1427平方b、南舎が同造2階建て延べ1202平方b、東舎が同造2階建て延べ703平方b。昭和小学校体育館が鉄骨造平屋945平方b。布師田小学校体育館が同造平屋680平方b。朝倉中学校北舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2470平方b、南東舎が同造平屋612平方b。春野中学校体育館が鉄骨造2階建て延べ1297平方b。
 施設整備では、一宮中学校校舎の屋上防水改修、秦小学校と一ツ橋小学校の給食調理場改修、初月小学校の下水道接続工事などを予定。防災機能強化では、江ノ口小学校、秦小学校、長浜小学校、春野西小学校、城西中学校、愛宕中学校で、道路に面する老朽ブロック塀改修を行う他、三里中学校中舎の外壁改修工事を実施する。
 旧土佐山中学校では、鉄筋コンクリート造2階建て延べ934平方bの西舎とプールを解体するため、上半期に設計を外注し、下半期に工事発注する。東舎と体育館は耐震基準を満たしているため解体せず、当面は地域の利用者などに貸し出す。

提供:建通新聞社