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建通新聞社四国
2018/03/06

【愛媛】愛媛県 窯業技術センター移転新築

 愛媛県は、窯業技術センター移転新築に伴う事業費6億2100万円を2018年度予算に計上した。事業期間は8月から19年5月の2カ年とし、上半期中に発注する。整備事業費は当初予算案に2億7442万円を計上するとともに、債務負担行為限度額3億4667万円を設定した。
 事業は17年度に実施設計と地質調査などを行い、18・19年度で建設、19年夏の開設を目指す。
 新施設規模は本館が鉄筋コンクリート造2階建て延べ779平方b、工房が鉄骨造平屋640平方b。内外装とも木質化が図られる。設計は堀建築研究所(西予市)が担当した。
 移転場所は砥部町大南の砥部焼伝統産業会館第2駐車場(町有地)、敷地面積は4738平方b。現敷地2056平方bから2倍以上の敷地となる。
 新施設の設備は、研究開発機能としては原料粉砕室、坏土作成室、成形室、焼成室、絵付け・施釉室、加工室。分析機能では瓦試験室(新設)、分析室、化学試験室。技術支援機能では技術相談室(新設)、恒温室(新設)、物性試験室、X線分析室。情報収集・提供機能では釉薬資料室(新設)、情報図書室(新設)。
 既存施設は新施設完成後に解体され、その解体設計も堀建築研究所が担当した。既存施設は本館がコンクリートブロック造2階建て延べ222平方b、工場が鉄骨造平屋385平方b、試験室が鉄骨造平屋50平方b、開放試験室が鉄骨造平屋80平方b。場所は砥部町五本松2。

提供:建通新聞社