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　県教育庁の２０１８年度当初予算は、一般会計が対前年度当初比０・１％増の３７８１億８６４２万円となった。このうち投資的経費は同28・１％増の59億８５３０万円。主要事業は、特別支援学校整備事業、総合スポーツセンター野球場耐震・大規模改修事業、県立学校非構造部材対策事業、県立学校老朽化対策事業、高等学校再編事業など。新規事業では、新県立図書館基本計画策定事業、県立学校長寿命化対策事業などを予定する。
　予算の項別内訳は�@教育総務費５４３億５３０９万円（対前年度当初比１・１％減）�A小学校費１２６０億８３５５万円（同０・２％増）�B中学校費７４７億７５２２万円（同０・６％減）�C高等学校費８２７億５８７６万円（同横ばい）�D特別支援学校費３４８億２２９４万円（同２・６％増）�E社会教育費24億４３７５万円（同６・４％増）�F保健体育費29億４９０８万円（同７・６％増）。
　スポーツセンター野球場耐震・大規模改修工事には３億８１８０万円と債務負担行為５億７１００万円を措置。新年度で新たに電気設備工事と機械設備工事を実施する。特別支援学校整備事業には３億６５９０万円と債務負担行為５９００万円を措置。柏特別支援学校の高等部分離に伴う学校新設の基本設計費や市川、君津特別支援学校の作業棟増築工事などを実施する。
　県立学校非構造部材対策事業は、県立高校24校・28棟の設計と25校・25棟の改修工事を予定。県立学校長寿命化対策事業では、５校23棟の大規模改修の調査・基本設計と20校・23棟の外壁等改修の実施設計を行う。
　一方、新県立図書館基本計画は、３館体制を１館に機能集約するため、図書館の施設構成と規模、工事費概算の算出、移転スケジュールなどについて検討する。
　主要事業の概要は次の通り。（▼は新規事業）
　▽特別支援学校整備事業＝３億６５９０万円（債務負担行為５９００万円）＝�@柏特別支援学校の高等部分離に伴う学校新設（１２０人規模に対応）２６５０万円（新規）�A市川特別支援学校作業棟増築（30人規模に対応）１億６９１０万円�B君津特別支援学校作業棟増築（20人規模に対応）８３８５万円�C市原特別支援学校教室棟増築（56人規模に対応）７６００万円�D桜が丘特別支援学校教室棟増築（57人規模に対応）９００万円（新規）
　▼県立図書館基本計画策定事業＝１５００万円。�@図書館の施設構成と規模の検討�A工程計画の策定と工事費概算の算出�B機能集約に伴う移転スケジュールや課題の整理等
　▽総合スポーツセンター野球場耐震・大規模改修事業＝３億８１８０万円（債務負担行為５億７１００万円）。�@改修工事３億８１８０万円�A耐震改修、老朽化対応等改修、両翼・センターの延伸等。20年４月供用開始
　▽県立学校非構造部材対策事業15億４０００万円。屋内運動場等における天井材（非構造部材）、照明器具等の落下防止対策工事。設計24校28棟、改修工事25校25棟
　▽県立学校老朽化対策事業＝６億４４６０万円。�@京葉工業高校電子・建設棟、第２建設棟及び第２電子棟の改築６億２３００万円�A耐震性の不足により使用を中止した校舎等の解体２１６０万円（設計・工事１校１棟、設計４校４棟）
　▼県立学校長寿命化対策事業＝２億７９５８万９０００円。県立学校施設の長寿命化対策を推進するため、「千葉県県有建物長寿命化計画」に基づき、大規模改修等を行う。�@県立学校大規模改修４６９２万２０００円。調査・基本設計５校23棟�A県立学校外壁等改修２億３２６６万７０００円。内容：外壁・屋上防水工事、サッシ交換工事。対象施設：大規模改修の着手が23年度以降となる施設のうち老朽化が著しいもの。事業個所・実施設計20校23棟
　▽高等学校再編事業＝１億６８３０万円。県立学校改革推進プラン等に基づく魅力ある高等学校づくりを進めるため、県立学校の施設・設備の整備を行う。�@市原・鶴舞桜が丘高校の統合１億６５００万円�A我孫子東高校への福祉コースの設置２１０万円
　▽県立施設トイレ改修事業＝１億４４７１万円。県立施設のトイレについて、施設の魅力向上を図るために改修工事を行う。�@社会教育施設トイレ改修４０３５万円�A総合スポーツセンタートイレ改修１億４３６万円