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建通新聞社
2018/03/07

【大阪】大阪新美術館 18年度後半に着工へ

大阪市は、中之島4丁目に建設する(仮称)「大阪新美術館」について、2018年度は実施設計を進める他、後半に工事着手する予定だ。中之島の新たなシンボル施設の建設がいよいよ始まる。
 市は現在、実施設計を進めており、基本設計の概要を公表した。これによると、規模は鉄骨造5階建て延べ1万7305平方b。最高高さは39b。地階は設けず、基礎免震を採用する。熱源は電気・ガス・地域熱供給(水蓄熱槽併用)で、太陽光発電設備・LED照明などを設置する。
 1〜2階に▽サービス施設(カフェなど)▽講堂(約300席)▽研修室▽キッズスペース―など、3〜5階に▽収蔵庫▽コレクション展示室▽企画展示室―などを配置する。
 この他、建物の北側にデッキを設置し、フラットな屋外広場(1000平方b以上)を2階レベルで確保することや、吹き抜けを十字型に貫くようにエスカレーターを配置し、立体的でダイナミックな空間を演出する。基本・実施設計は遠藤克彦建築研究所(大阪市西区)が担当している。
 市は、18年度当初予算案に関連事業費5億9100万円を計上。18年度後半〜21年度前半で建設し、21年度中の開館を目指す。