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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/03/07

【茨城】水戸市が新市民会館建築でECI公募型プロポ/選定は6月下旬ごろ

 水戸市の泉町1丁目北地区市街地再開発組合(宇野光一理事長)は7日、優先交渉権者技術協力方式(ECI方式)を活用する新市民会館等施設建築物新築工事の施工予定者選定の公募型プロポーザルの手続きを開始した。主な参加資格は、単体企業で市内に本店や支店などがあり建築一式の総合数値1700点以上など。選定された優先交渉権者とは、新市民会館の実施設計技術協力業務の委託契約を締結。優先交渉権者は、地元企業の育成や担い手確保などを目的に、4〜5者による「地元企業活用型特定JV」を結成する。工事規模は153億円。2018年6月22日に選定結果を通知し、7月に基本協定を締結。工事契約の締結は2019年3月下旬を予定している。

 新市民会館は、泉町1丁目北地区(約1・4ha)に市街地再開発事業で整備する。施行者は市街地再開発組合事長)。総事業費は約285億円。設計は伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所共同企業体。
 新施設は、事業を遅らせることなく、予定事業費内で建設するため、施工者の立場から高度な技術提案や技術協力を実施設計に取り入れることで、工程管理やコスト管理などを提言できる「優先交渉権者技術協力方式」(ECI方式)を採用。プロポーザルでは、工事の施工予定者であり、技術協力業務も受託する優先交渉権者を選定する。
 プロポでは代表者のみ優先交渉権者として選定するため、単体で参加してもらう。主な要件は@水戸市の建築一式A等級A市内に本店、支店などがあるB特定建設業許可(建築一式工事および一級建築士事務所登録C総合数値が1700点以上D施工実績―など。
 優先交渉権者は、技術提案やVE提案などを受け、評価点が最も高い者を選定する。
 優先交渉権者とは基本協定書を交わし、新市民会館の実施設計技術協力業務の委託契約を締結する。委託料の参考額は750万円(税抜き)。
 また優先交渉権者は、実施設計業務完了後の見積合わせまでに、地元企業の育成や担い手確保などを目的に、4〜5者による「地元企業活用型特定JV」を結成する。代表者以外の構成員の要件は、構成員2は市内に本店、支店などがあり、総合数値1000点以上の特定建設業許可業者。構成員3〜5は、市内本店で総合数値770点以上など。
 プロポの参加申請は4月12日まで。