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　九州旅客鉄道株式会社(ＪＲ九州、青柳俊彦代表取締役社長)と宮崎交通株式会社(菊池克�ｮ代表取締役社長)は、ＪＲ宮崎駅西口に於いて複合ビル２棟の共同開発を検討していることを明らかにした。飲食・商業施設やオフィス、シネコン等の入居を検討し、今秋にも具体的な開発計画をまとめる。２０２０年秋頃の開業を目指す。
　共同開発の対象地は、ＪＲ九州の所有地及び借地予定地、宮崎交通の所有地を含む「駅前用地」(宮崎市老松２丁目、計４１６０�u)と、西側の県道を挟んだ宮崎交通が所有する「広島用地」(同広島２丁目、計２８５０�u)の２箇所で、合計面積は約７０１０�u。各用地に地上１０階建前後の複合ビルを建設する計画でいる。
　現時点では飲食店や商業店舗、オフィス、シネマコンプレックス(複合映画館)等の入居を検討するが、詳細については地元自治体や宮崎商工会議所等の関係団体とも議論を行った上で決定する。店舗やコンビニ等が入居する高架下(約６０００�u)のリニューアルと駅前広場の再開発も検討し、両社の投資額は１００億円規模になる見通し。
　ＪＲ九州は、両社が連携して一体的な開発に取り組むことで、更なる賑わいの拡大や市街地への波及、中心部との繋がりの強化が図られると強調。宮崎交通は、九州各地で同様の開発を手掛け、ノウハウを有するＪＲ九州と連携することで、より魅力的な開発を行うことができ、市街地の活性化に結びつくことを期待している。