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　富山県農林水産部は、今泉地区農地整備事業（経営体育成型）に新規着手する。１８年度から９カ年に総事業費１１億４９２０万円を投じ、用排水路改修などに取り組む。
　受益面積は高岡市今泉の４７・７ヘクタールで、北陸自動車道高岡パーキングエリアに隣接する農地。同地区の用排水施設は老朽化が著しく漏水が発生し、排水能力が低下している。大区画ほ場、用排水路、道路を一体的に整備することで、大型農業機械の導入を可能とし、農地集積の促進や営農効率の向上を図る。整備内容は次の通り。
▽区画整理　４７・７ヘクタール、土量９万５４００立方メートル　２億１１５０万円
▽幹線支線用水路１７路線　６８２０メートル（連結型ベンチフリューム）　２億７７５０万円
▽幹線支線排水路１９路線　５８７０メートル（排水フリューム）　２億２５００万円
▽支線道路１５路線　５１１５メートル、幅員５メートル（有効４メートル）　１億３２００万円
▽暗渠排水　１７・３ヘクタール　６３８０万円
　事業費のうち工事に９億９８０万円、測量試験に５９５０万円、用地・補償に２０９０万円、換地に３９８０万円、農業生産法人等育成促進に１億１９２０万円を充てる。２６年度の完成を予定している。