トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(茨城)
2018/03/12

【茨城】筑西市が道の駅に16億円/18年度当初予算案へ計上

 筑西市(須藤茂市長)の2018年度当初予算案が明らかになった。主なものでは、造成が進む道の駅整備に16億3153万4000円を計上し、開発を推進。国と連携しながら、ことし夏ごろの本体着手を目指す。また、建設中の新中核病院「県西部メディカルセンター」には32億7740万3000円を設定。ことし10月の開院を予定している。このほか、八丁台土地区画整理事業に6億9728万6000円、中学校プール整備事業に4億8619万4000円を盛り込んでいる。
 一般会計の総額は431億1000万円で、前年度比2・8%(11億6000万円)増の過去最大規模。このうち普通建設事業費は66億1018万4000円で、道の駅整備事業や明野中プール整備などにより21・6%の大幅増となった。
 道の駅は、川澄地内の国道50号下館バイパスと県道207号高田筑西線の交差点南西部に、市と国土交通省常陸河川国道事務所の共同で整備する。総敷地面積は約4万8000u。
 現在は造成工事の初段分(駐車場や排水路など)をヤマイチ・池田興業JVが進めている。18年度は残る造成工事を発注するとともに、夏ごろにも本体工事に着手したい考え。
 18年度の歳出予算16億3153万4000円の内訳は、建設工事に13億6439万6000円、敷地造成工事に9055万8000円、工事監理に2334万9000円、環境デザイン設計に216万円、第三セクター設立準備に50万円、管理運営組織設立準備などの支援に1200万円、下水道工事負担金に2500万円、備品購入に6474万4000円など。
 新中核病院建設では、2016年12月に着工し、18年度が最終年度。建設地は大塚555で、敷地面積は4万2399・42u。規模はS造6階建て、延べ1万9399・74u。施工者は前田建設工業梶i東京都千代田区)。開院予定は18年10月。18年度事業費は32億7740万3000円(病院事業会計=32億783万1000円、一般会計=6957万2000円)。
 また病院建設に伴い、周辺道路の整備に1億1237万4000円を設定。アクセス道路の舗装工(L520m)に1億円、測量・設計委託に1100万円、用地購入に132万円などを配分している。
 道路関係では、田宿猫島線(L535・57m、W10・5/6m)の道路改良に1億5000万円、玉戸・一本松線(L2030m、W16m)の基本設計に2000万円、小川線(L587m、W12m)の街路整備に6741万円、橋梁長寿命化に2億2800万円。
 八丁台土地区画整理事業では、着手から約29年と長期に及んでいることから早急な事業収束を図るため、同事業特別会計に5億565万8000円、一般会計に1億9162万8000円を計上。18年度をめどに都市計画道路整備などの基本工事を完了し、18〜19年度に測量・換地計画と調整池整備を実施する見通し。
 中学校プール整備では、明野中でプール施設を新設する。プールをRC造、約825u、プールサイドを覆う上屋をS造の延べ600u以内で設置する計画。また、関城中においてプールの設計と地質調査を行う。事業費の内訳は、整備工事費4億3612万円、工事監理委託料1110万円、工事設計委託料3310万2000円、地質調査委託料391万円など。
 学校関係ではほかに、小中学校施設環境整備改修に1億1617万6000円(小学校9729万2000円、中学校1888万4000円)。中小北校舎、河間小東校舎、嘉田生崎小南校舎、関城東小北校舎・渡り廊下の4校5棟で大規模改造工事実施設計を、大村小、村田小、鳥羽小、長讃小の4校でトイレ改修実施設計と工事を行うほか、協和中の屋内運動場と卓球場で大規模改造工事実施設計を策定する。
 学校給食センター整備事業には1億4162万3000円。協和学校給食センターと自校式給食室4校(伊讃小、竹島小、五所小、中小)の解体工事に取り掛かる。