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建通新聞社四国
2018/03/13

【高知】高知市 中心市街地の公園再整備検討へ

 高知市は、中心市街地にある丸ノ内緑地、藤並公園、横堀公園のリノベーションを計画している。2018年度は、3公園を対象に再整備計画策定業務を外注する他、丸ノ内緑地にある木製橋の改修方法を検討するための業務も外注する。
 丸ノ内緑地の面積は7600平方b、1975年開設。藤並公園の面積は2600平方b、62年開設。両公園とも高知城下にありオフィス街も近く、人の往来も多いが、樹木が生い茂っており、有効に利活用されておらず、見通しが悪いため安全面にも問題がある。そのため木を一部伐採するなど、全体的にリニューアルし、イベントが開催できる機能や、周辺環境に配慮した憩いの場としての機能を確保する。
 菜園場町にある横堀公園の面積は3700平方b、49年に開設され、97年に一部区域が再整備された。近隣の都市計画道路はりまや町一宮線の4車線化が計画されており、並行する新堀川に生息する希少動植物の環境に配慮する中で、同公園の一部を水域化することが検討されている。そのため、一部の水域化も視野に入れ、再整備計画を策定する。
 丸ノ内緑地と藤並公園については19年度以降、計画に基づき測量設計などに着手する予定。横堀公園については、道路整備との兼ね合いがあるため、今後のスケジュールは流動的。18年度当初予算案には計画策定委託費307万円を計上している。
 合わせて丸ノ内緑地南東側にある木製橋の改修方法についても検討する。木製橋は75年の公園開設当時に架設されたが、現在は安全面を考慮し、清掃車両などの通行を禁止している。18年度は、健全度調査や耐荷力調査を行い、架け替えまたは補修、修繕といった今後の方向性をまとめ、19年度以降、設計などに着手する予定。当初予算案には改修方法検討委託費243万円を計上。

提供:建通新聞社