トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2018/03/14

【大阪】大阪府 大深度地下使用認可を申請

大阪府は、寝屋川北部地下河川整備事業で、国土交通省に大深度地下使用認可に関する本申請を行った。府では2018年度中の認可取得を目指しており、認可されれば地下河川では全国初の事例となる。
 寝屋川北部地下河川の工事未着手区間は、鶴見立坑〜城北立坑間(内径9b、延長1778b、貯水量12万立方b、鶴見調節池)、城北立坑〜排水機場間(内径11・5b、延長2905b、貯水量30万立方b、都島調節池)の延長4684b。
 同区間では基本的に、都市計画道路下に大深度を使用して施工する。大深度区間は、大阪内環状線(国道479号)から最下流部の排水機場までの延長3549b(内径9b延長約643b、内径11・5b延長2905b)となっている。
 18年度は、大深度使用の認可取得を目指すとともに、城北立坑や鶴見調節池の設計を進める。これらが順調に進めば、19年度に城北立坑の整備工事に着手する方針だ。
 城北立坑は、内径約25b、深さ約80bほどの規模を想定。建設地は大阪市城東区関目2丁目。事業用地面積は約9500平方b。詳細設計を東京建設コンサルタント関西本社(大阪市北区)に委託して進めており、立坑の形式や工法を検討している。その後、同立坑から鶴見立坑(整備済み)に向けてシールドマシンで掘り進み、鶴見調節池を構築する予定だ。詳細設計は日建技術コンサルタント(大阪市中央区)が担当し、シールドセグメントの仕様などを検討している。