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　美浦村（中島栄村長）の２０１８年度当初予算案が明らかになった。主なものでは、屋外防災行政無線整備事業に３億２９１４万５０００円、道路新設改良事業に１億５３９３万円、光と風の丘公園の照明更新に６７２８万４０００円、美浦中央跨道橋ＬＥＤ表示サイン取付工事に１８１４万４０００円、大谷小学校の駐車場造成に１１１４万４０００円、大谷小学校の給食室改修に向けての実施設計に８６４万円を計上している。（２面に主な事業）

　一般会計の総額は60億２０００万円で、前年度より10・４％（５億６７００万円）増加し過去最大となった。普通建設事業費は、屋外防災行政無線整備や光と風の丘公園の照明更新などによって、同２５９・５％（６億６５５３万７０００円）と大幅に増加した。
　まず屋外防災行政無線整備事業は、既存システムのデジタル化に加え、現在屋外拡声子局が整備されていないことから、新たに13基設置するもの。機械器具購入に１億９４１２万円、設計監理に８４９６万９０００円、工事に４７７３万４０００円を盛り込んだ。予算案が可決されれば、新年度早々に機械購入・設計・施工の一括により、公募型プロポーザルの手続きを開始する予定。
　光と風の丘公園では、外灯更新工事（太陽光発電式ＬＥＤ化、約30基）に４５３６万円、テニスコートの照明更新工事（ＬＥＤ化、約15基）に２１９２万４０００円。外灯は７〜８月に、テニスコート照明は９月以降に指名競争入札で発注する見通し。
　道路関係では、新設改良事業に１億５３９３万円。新規は村道１０５号線（Ｌ２４６０ｍ）、村道１５７６・１５７８号線（Ｌ２４０ｍ）、村道２１１０号線（Ｌ１６０ｍ）の３路線。
　継続は村道１０２号線（Ｌ５００ｍ）と村道２０４号線（Ｌ４００ｍ）で、いずれも切削オーバーレイを行う。
　また、排水整備は新規で３路線。対象は村道１０４号線（Ｌ１５０ｍ）、村道２０５号線（Ｌ１５０ｍ）、村道２１５９号線（Ｌ２００ｍ）。
　学校関係では、大谷小で駐車場の造成工事に１０３７万円、その測量に76万７０００円を配分。敷地西側をアスファルト舗装で整備する計画。
　同じく大谷小で、給食室の改築工事に向けての実施設計には８６４万円を措置。新施設は１日当たり５００食で、現在の施設（Ｓ造平屋、１８９�u）より少し大きくなるもよう。工事は19年度に実施する。
　そのほか、大谷保育所ではトイレ改修（４カ所）に９３１万３０００円と消防署跡駐車場整備工事に64万８０００円、木原保育所ではトイレ改修（３カ所）に４３３万１０００円とプール取り替えおよび基礎改修に３３２万７０００円を予算化している。
　さらに競走馬の里ＰＲ事業として、庁舎近くの美浦中央跨道橋にＬＥＤ表示サインを２基設置するため、工事費１８１４万４０００円を設定。
　特別会計では、公共下水道事業の工事費に３億２８４０万円を盛り、南原、布佐、郷中地区で管渠布設（口径75〜２００�o、Ｌ約４０００ｍ）に取り掛かる。