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鹿児島建設新聞
2018/03/19

【鹿児島】県工事成績にみる休日確保/4週4休以下が9割

休日 県土木部工事監査は、工事成績評定結果に基づく建設業の休日確保状況を集計した。2月からの要領改定に伴うもので、同月1日〜28日の間に完成検査および成績評定が完了した178件が対象。4週4休以下が全体の9割を占め、週休2日の導入まで程遠い業界の実態が浮き彫りとなった。
 休日区分ごとの内訳は、「4週4休未満」が45%の80件。「4週4休」もほぼ同数となる79件(44%)に上り、この2区分で大半を占めた。このほか、「4週5休」と「4週6休」が各8件(各4%)で、「4週7休」は2件。週休2日に位置付けられる「4週8休」を実現できたのは、わずか1件だった。
 工種別でみると、件数が最も多い土木一式は、75件のうち「4週4休未満」が44件(59%)、「4週4休」は26件(35%)となっており、4週6休を上回る実績はなかった。
 県では、2月からの要領改定と併せて、休日確保に対する評価項目を新設。その実現率(4週4休〜4週8休)に応じて評定値を算出する。
 工事監査では、「4週4休さえ実現できず、困惑している企業が多いように感じる。今後、説明会等を通じて生の声も聞いていきたい」としている。

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