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北海道建設新聞社
2018/03/15

【北海道】百年記念施設再生へ道が年内にも基本構想を策定

 道環境生活部は、札幌市厚別区にある北海道博物館や北海道開拓の村、北海道百年記念塔からなる百年記念施設の再生に向けて、ワークショップや専門家とのヒアリング、パブリックコメントを経て、2018年内にも構想をまとめる考えだ。
 14日の道議会予算特別委員会で藤川雅司氏(民進党・道民連合)の質問に対して小玉俊宏環境生活部長が答弁した。
 環境生活部は、17年11月に「百年記念施設の継承と活用に関する考え方」を公表。その中に現状や課題、今後の基本的な考え方などを明記した。
 今後の方向性として、博物館は15年度にリニューアルを実施しており、役割強化や積極的な活動が展開できる仕組みづくりを進めていく。
 開拓の村の施設修繕は、代替素材を活用した修繕手法の導入やPPP、PFI、クラウドファンディングなど民間資金や活力導入の可能性について検討し、体験型イベントの実施など受け入れ対策の強化を図る。
 百年記念塔については、老朽化が進んで14年7月から立ち入り禁止となっていることから、幅広く道民の意見を踏まえた上で、安全性や将来世代の負担軽減、周辺施設との関連などさまざまな観点から検討するとしている。
 今後は、広く道民の意見を募るワークショップなどを開催するほか、まちづくりや公園デザインなどの各分野における専門家とのヒアリングなどの意見を基に素案をまとめ、議会との議論や、パブリックコメントを実施した上で年内に構想を取りまとめる考えだ。