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建通新聞社(中部)
2018/03/15

【岐阜】各務原市 新庁舎基本計画まとまる 総事業費88.7億

 各務原市は、新庁舎建設の基本設計をまとめ、総事業費が88億7000万円となったことを明らかにした。2018年度は新庁舎建設で支障となる現庁舎の解体を4月にも指名通知するとともに、実施設計を進める。18年度当初予算案には2億9875万円の事業費を付けている。建設工事は19年度に一般競争を公告する。
 新庁舎高層棟の建設範囲に当たる現庁舎の正面玄関と1階部分の延べ378平方を先行して解体する。また、新庁舎の完成までは現庁舎の北側玄関を出入口とするため、バリアフリー化としてスロープの拡幅と、今後の外構整備に伴い支障となる屋根付きの駐車場を解体する。解体などの設計は大建設計各務原事務所(各務原市)がまとめた。
 新庁舎は現庁舎南側の敷地を利用し建設する。鉄筋コンクリート一部プレストレストコンクリート造地下1階地上7階建ての高層棟と鉄骨造2階建ての低層棟で構成する。高層棟は免震構造で延べ1万5220平方b、南側の市道那816号線に沿って配置する。低層棟は耐震構造で延べ1110平方b、西側の市道那643号線に沿って配置する。駐車場は敷地の北側に来庁者用162台と高層棟の地下に公用車用60台を確保する。
 今後のスケジュールは、18年度末までに現庁舎の一部を解体し、19年度7月までに実施設計をまとめる。その後、高層棟の建設を19年8月〜21年7月まで行う。21年8月〜12月に現庁舎を全て解体し駐車場などの外構を整備する。高層棟の供用後、低層棟を21年12月から建設し、22年7月中旬の全体完成を予定している。
 新庁舎の基本・実施設計は日本設計中部支社(名古屋市中区)・大建設計(岐阜市)・Meet’s設計工房(各務原市)JVが担当している。

提供:建通新聞社(2018/03/15)