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建通新聞社
2018/03/16

【大阪】市大付属病院 基本構想・計画策定へ


大阪市は、住吉市民病院の跡地に大阪市立大学の付属病院を誘致する計画で、2018年度に新病院建設に向けた基本構想と基本計画を策定する。新病院は延べ床面積1万5000平方b程度を想定しており、19年度に基本設計に着手する方針だ。
 住吉市民病院は3月末に閉院する。跡地利用を巡っては、市が3回の民間事業者公募を行うも、いずれも不調。吉村洋文市長が昨年11月、市立弘済院(吹田市)の付属病院機能を移転し、同地に新病院を建設する構想を表明していた。
 新病院の規模は延べ床面積で1万5000平方b程度を想定。構造や階数、病床数などについては基本計画段階で内容を詰める。建設地の敷地面積は1万5730平方b。用途地域は準工業地域。既存建物の延べ床面積は、病棟が北館、西館、本館合わせて1万1365平方b、事務所・倉庫などが4522平方b。所在地は大阪市住之江区東加賀屋1ノ2ノ16。
 市は、基本構想・基本計画策定業務の委託先を決めるため、公募型指名競争入札を公告。3月23日まで参加申請を受け付け、同月27日に指名通知、同29日に市立弘済院(吹田市古江台6ノ2ノ1)で入札する。
 業務では、新たに建設する総合病院と研究施設の整備方針などを検討した上で、建築・設備・構造に関する基本計画の策定を行う。納期は19年3月31日。