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　新潟県産業労働観光部は１５日、ＡＩ・ＩｏＴ活用による生産性の向上やビジネスの創出を目指し、最新動向や県の取り組みなどを紹介する「ＡＩ・ＩｏＴ活用促進セミナー」を県自治会館で開催した。
　はじめに、「ＡＩ・ビッグデータ処理の社会実装を推進するＡＩ橋渡しクラウドの取り組み」と題し、産業技術総合研究所人工知能研究センターの小川宏高研究チーム長がＡＩ・ビッグデータを利用したモニタリングシステムやデータの構築・分析などを行うシステムの実績を紹介したほか、大学と共同開発したロボット、医療動画診断支援技術など多方面での活用が期待される研究成果を解説するとともに、今後の可能性などを説いた。
　続いて、産業労働観光部と土木部がＡＩ・ＩｏＴ活用ビジネス創出事業の概要を説明した後、実証業務成果報告として、スノーテック新潟の齋藤隆幸代表取締役が「詳細降雪・気象状況広域提供システム」を紹介。降雪センサーに通信機能を付加し、消雪パイプの稼働状況を面的に把握できる技術を発展させて新たなビジネスに展開させることで効果的な除雪ルートの選択や地下水保全・省エネを目的とした運用などに利用できる可能性などを解説した。