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　小松市は、江指町地内で計画する「市立松東みどり学園」の校舎整備事業設計業務に関する公募型プロポーザルで２６日、３社によるヒアリングを実施し、１社を特定する方針だ。
　同プロポーザル競技には１２社が参加を表明。このうち８社が技術提案書を提出し、今月９日の第１次審査で３社が選定された。
　児童数の減少から松東地区の金野、西尾、波佐谷の３小学校を４月に統合。当面、波佐谷小を仮校舎として活用する。将来的に松東中学校に移転し、２１年４月に統合小と松東中を一体化した９年間の義務教育学校としてスタートする。これに伴い、小学部校舎としての活用に向け、同中学校の増築と改修を図る。
　計画概要は、同中学校既存校舎の一部改修および校舎増築（２０００平方メートル程度）、その他付属建築物。解体や仮設校舎工事等を含む概算工事費は約９億円を設定。
　校舎整備のコンセプトでは、配置計画や施設ゾーニング、学校づくりの考え方として、児童・生徒がつながりを持ち、小学部と中学部の教員が協力できる教室等の配置、地元産材の活用などへの配慮を求めている。
　市は、当初予算案に関連費３５００万円を計上。１８年度に地質調査や基本・実施設計を進め、１９年度から２０年度までの２カ年で校舎の改修と増築を実施する。