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建通新聞社(神奈川)
2018/03/20

【神奈川】箱根町 18億投じて箱根中校舎を長寿命化

 箱根町は2018年度、箱根中学校(二ノ平1154)の長寿命化改良工事に約18億4000万円を投じ、校舎棟など3棟一括で発注する。6月議会承認案件として、建築・設備も分離しない方向で公告に向けた検討を進めている。工期は18年度末。改良工事に伴い、管理棟のみ仮設校舎を別途借り上げる。19年度には屋内運動場の改良工事を予定している。
 2018年度工事の対象棟は、普通教室棟と管理棟、特別教室棟の3棟。各棟の構造は全て鉄筋コンクリート造で、階数は平屋の管理棟を除きいずれも3階建て。延べ床面積は、普通教室棟が約2300平方bで1970年竣工、管理棟が約700bで71年竣工、特別教室棟が約2500平方bで80年竣工。
 改良工事の主な内容は、仕切り壁や内装の改修など。文部科学省による学校施設の長寿命化改修の手引きに沿って、災害時における施設の地域開放も視野に入れ、災害時にも効果的に活用できるように家庭科調理室を現在の2階から1階へ移設。また、パソコン室と図書室を並べることでメディアセンター的な機能を加える。
 施工に際し生徒用の仮設校舎は設けないが、工程などの関係で管理棟については仮設校舎をリース契約で借り上げる。規模は軽量鉄骨造平屋約350平方b。主な施設内容は職員室や保健室など。リースの期間として夏季休暇前から年末まで、リース料約5400万円を見込んでいる。
 2019年度発注予定の屋内運動場の規模は鉄筋コンクリート造約2900平方bで83年竣工。
 基本・実施設計はユニバァサル設計(相模原市南区)が担当。

提供:建通新聞社