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　北陸地方整備局が主催する「敦賀港（鞠山南地区）国際物流ターミナル拡張事業着工式典」は１８日、敦賀港（鞠山南地区）国際物流ターミナル内の特設会場で、関係者約１００人が参加して盛大に挙行された。
　式では、主催者を代表して小俣篤北陸地方整備局長の式辞に続き、西川一誠知事と菊地身智雄国土交通省港湾局長があいさつ。来賓の高木毅衆議院議員、山本拓衆議院議員、滝波宏文参議院議員、渕上隆信敦賀市長が祝辞を述べた。事業概要説明の後、式典前にアトラクションを披露した敦賀市のダンススクール「Ｊｅｌｌｙ　Ｂｅａｎｓ」所属のキッズダンサー９人と関係者による鍬入れが行われた。
　敦賀港（鞠山北地区）を利用している内航フェリー航路、内航ＲＯＲＯ航路では船舶が大型化され輸送能力の向上が図られているとともに、鞠山北地区で新たな貨物である木質チップの輸入が始まっており、背後用地の不足や混雑が日常的に生じている。本事業では、ふ頭再編によりこれらの状況に対応するため、国直轄で鞠山南地区の岸壁（水深１４メートル）を約１３０メートル延伸するほか、県が背後ふ頭用地拡張を行うなど港湾機能を強化。今後、ケーソン製作工に着工する予定で、１８年度以降に地盤改良工や基礎工を行う見通し。総事業費に約６５億円を見込み、２１年度の完成を目指す。