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　工作機械メーカーのソディック（神奈川県横浜市都筑区仲町台３丁目１２番１号、金子雄二代表取締役社長）が加賀市宮町地内の加賀事業所敷地内で計画する新たな工場「（仮称）マルチファクトリー建設工事」の地鎮祭が２０日行われ、関係者が安全施工を願った。
　地鎮の儀では、設計・施工を担当する清水建設の山口眞樹常務執行役員北陸支店長が鎌入れ、ソディックの金子代表取締役社長が鍬入れを行った。平崎直純県商工労働部産業立地課参事（谷本正憲知事の代理）や宮元陸加賀市長、林直史加賀市議会議長、工事関係者が順に玉串を捧げた。
　地鎮祭の後、金子社長は「この工場は新技術を利用した高精度機械の製造拠点だけでなく、省エネ物流を考慮したモデルファクトリーとして期待を背負っている」とあいさつ。来賓の平崎県参事、宮元市長が「このエリアがテクノロジーの最先端地域になり、世界へ発信してほしい」などと祝辞を述べた。
　計画によると、新工場の建設規模は、Ｓ造２階建て延べ約１万２０００平方メートル。増設部分の敷地面積は約３万８０００平方メートル。投資額は約２５億円を見込む。きょう２２日に着工し、１１月の竣工を予定している。
　新工場では放電加工機やマシニングセンター、精密金属３Ｄプリンター、射出成形機などを生産する。昨今の事業環境や市場の変化に対応する生産体制を構築するほか、３月に稼動した物流センターに隣接し、出荷効率や納期短縮を実現する。