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北陸工業新聞社
2018/03/22

【新潟】新年度に跨線橋点検完了/県道路メンテ道路鉄道部会 

 新潟県道路メンテナンス会議(会長・大江真弘北陸地方整備局新潟国道事務所長)の新潟県道路鉄道連絡部会が20日、新潟県自治会館で開かれ、14年度から16年度の全国および県内における橋梁の点検や修繕の状況などが報告された。
 冒頭、大江会長があいさつに立ち、「老朽化対策は18年度に1巡目の点検が終わり、工事の計画が本格化し、今後、耐震工事や修繕工事の増加が見込まれる」と述べ、「道路管理者と鉄道事業者が協力して、より速やかに措置を講じていくためにも課題を共有し、跨線橋の修繕工事をより円滑に進めていきたい」と語った。
 県内の跨線橋約240橋のうち、道路管理者による跨線橋の点検実施率は、国土交通省52%、県・政令市46%、市町村49%、ネクスコ48%となり、県内の平均が50%。全国平均の52%より2ポイント下回る結果となった。点検結果では、判定区分3(構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講じるべき状態)が国土交通省で21%、県・政令市で46%、市町村で54%、ネクスコでゼロ。平均は37%で、全国平均の22%と比較して15ポイント上回った。また、関係鉄道事業者の点検実施率や点検結果については現在、取りまとめている途中とし、詳細な数値の説明は出なかったが、点検が進む中で道路管理者と同じく判定区分3が増える傾向にあるとの認識で一致した。
 意見交換では、跨線橋の点検は道路管理者、鉄道事業者ともに順調に進ちょくしており、18年度で一通り完了することを確認するとともに、双方が今後も課題解決に向けて情報を共有していくとした。

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