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北陸工業新聞社
2018/03/23

【石川】旧総合プール解体に着手/金沢南総合運動公園再整備/金沢市 

 金沢市は、18年度当初予算案に金沢南総合運動公園再整備事業費3億1300万円を新規計上した。昨年3月末で閉鎖した旧市営総合プールの解体工事に着手するほか、解体跡地での暫定駐車場の整備に向けた実施設計などを進める方針だ。
 同公園の再整備は、市スポーツ施設の今後の整備指針として昨年末に策定した第1次スポーツ施設整備計画に盛り込まれたもの。市は同計画を今後数次に渡って策定する方針で、第1次では同公園再整備のほか、城北市民運動公園の市民サッカー場改修(スタンド増設)、市民野球場改修などを盛り込んでいる。
 市南部地区のスポーツ拠点とされる同公園は、長年「水泳の聖地」として親しまれてきた総合プールとサッカーやラグビーなどの試合会場となる球技場で構成。総合プールは設備の激しい劣化や、それに変わる日本水泳連盟公認の設備を備えた金沢プールが完成したことなどから閉鎖された。
 解体施設はプールや観覧スタンド、ナイター照明、会議室、駐車場など。耐震基準を満たしていなかったため、50メートルプールでは配管などから漏水が発生していたという。解体設計は中島建築事務所(同市清川町)。
 暫定駐車場については周辺の陸上競技場やバラ園、総合体育館などで競技大会やイベントが開かれると、それらの駐車場が満車となり、周辺の駐車場も不足するため整備する。19年度の整備完了を予定。
 一方、球技場でも天然芝から人工芝への改修を計画しており、新年度に実施設計を進め、19年度に工事に着手する。

hokuriku