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北陸工業新聞社
2018/03/23

【富山】入賞作品の講評を公表/第9回建設フォトコンテスト/県建設業協会 

 富山県建設業協会が主催し、審査結果が公表された17年度第9回「とやま建設フォトコンテスト」の入賞作品8点のうち、特選と各部門賞の講評などは次の通り。
総評
 県民の生活に深いかかわりをもつ建設業の重要性・地域との繋がりや現場で働く人々の姿を捉え、建設業の魅力を伝える当コンテストは、今回で9回目を迎えました。
 応募者は、15歳から82歳までの幅広い世代に渡って142点の応募を頂きました。
 入賞作品は、当コンテストのテーマ性を理解され表現されたものに、作者の思いも想像して選ばれた質の高いものとなったのではないかと思っています。審査委員長・堀田信一氏(富山県写真連盟委員長)。
特選
【夜明けのオブジェ】北島正之氏(撮影場所=富山市)
 元西武デパート跡の再開発ビル、まだ建設段階ですが、一つのビルでありながら幾つものビルが林立していくように感じさせます。
 また、建物の上空を空けたことで、このビル群がまだ上に伸びて超高層ビルになるような夢を抱かせます。そこには街の未来の発展を約束させるようです。作者の思いとは違ったかもしれませんが、見る人にそう思わせる何かがあります。また、この作品は、日の出近くに撮ったことで、朝の凛とした空気感を漂わせた空の深みのある青の色彩が魅力的です。
働く人部門賞
【ツクルヨロコビ】松平純子氏(撮影場所=南砺市)
 何とも言えない清々しい風貌です。働く喜びが身体全体から漂ってきます。顔の皺(しわ)に仕事に対する情熱と自信が伺えます。それにしても良い笑顔です。
物づくり部門賞
【利賀ダムに通じるアーチ】加藤福藏氏(撮影場所=南砺市)
 ダムに懸かる工事中の真っ直ぐな橋、その下の丸く赤いパイプの形と色の対比が目を引きます。また、橋の上の2台のクレーン車に対して作業員が小さく見えることで、現場のスケール感がうまく表現されています。
絆部門賞
【あ!目盛り見えた!】牛島ルリ子氏(撮影場所=富山市)
 現場見学会とのことです。工事現場で真剣にレベルを覗いている子どもの表情が印象的です。また、側で優しく見守っている関係者の方と、一緒に来た子どもさんの笑顔も良いです。将来は建設関係の仕事に就いてね。
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 佳作は、牧田美羽氏の【仕事人】(撮影場所=富山市)、水野敬雄氏の【合掌造りを守る】(撮影場所:南砺市)、杉山邦雄氏の【突貫工事】(撮影場所=小矢部市)、河合覚氏の【安心、安全、世界遺産観光】(撮影場所=南砺市)―の4点。講評などは同協会のホームページに掲載。

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