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建通新聞社(中部)
2018/03/23

【岐阜】国道41号上麻生地域防災検討会 バイパス案が望ましい

 国道41号上麻生地域の防災課題解消で橋梁・トンネルなどのバイパス案を示す―。防災や地質の専門家らで構成する国土交通省岐阜国道事務所の国道41号上麻生地域防災検討会は3月20日、七宗町から白川町までを対象にした防災課題解消の対策案を検討した。その中で、国道41号の現道を一部利用しつつ、橋梁やトンネルなどを整備し回避するのが望ましいと結論付けた。国道41号上麻生地域防災検討会
 検討会には、八嶋厚教授(岐阜大学)と米田茂夫顧問(日本応用地質学会)が出席。バイパス案の他、今後、地表地質踏査や物理探査などで現地の地形・地質を適切に把握しつつ、詳細な設計を進めていくことが必要とした。
 同地域は、七宗町樫原から白川町河岐までの11・4`の区間で、連続雨量150_で通行止めとなる異常気象時通行規制区間。過去20年間で降雨による災害が原因で計8回約100時間の通行止めがあった。最近では2011年9月に雨量により事前通行規制を実施した。
 また、七宗町や白川町など国道41号沿線の自治体も長年対策を要望している懸案区間となっている。

提供:建通新聞社(2018/03/23)