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建設新聞社
2018/03/23

【東北・青森】システム環境研が候補者/下北医療センター医療機能等整備計画策定業務

 一部事務組合下北医療センター(青森県むつ市小川町1の2の8 管理者・宮下宗一郎むつ市長)は、「一部事務組合下北医療センター医療機能等整備計画策定業務」の委託先を公募型プロポーザルで選定した結果、システム環境研究所を計画候補者とした。
 参加者3社の中から、実施体制や提案内容について審査したもので、予算額2160万円(税込み)を上限に近く随意契約する。9月末日までに素案を作成し、パブリックコメントを実施。業務の履行期限は2019年2月28日まで。
 今回の業務では、17年3月策定の「一部事務組合下北医療センター新改革プラン」の主要施策である「時代の変化に応じた医療機能の見直し」に対応するため、組合を構成する病院および診療所の医療機能、病床数、経営・財務等に関する評価・検討を行い、今後目指すべき整備方針を定める。
 同センターは、青森県下北郡内に設けられたむつ総合病院(一般376床、精神54床、感染症4床)をはじめ、むつリハビリテーション病院(療養120床)、大間病院(一般48床)、川内診療所(一般19床)、大畑診療所(一般10床)、脇野沢診療所、風間浦診療所、東通村診療所(一般19床)、白糠診療所、佐井歯科診療所、牛滝診療所、福浦診療所―の3病院9診療所の運営を行っている。
 現在、人口減少・高齢化で医療需要が変化していることから、地域に必要な病床規模や病床機能のあり方、地域医療構想を踏まえた適切な病床数の調整、回復機能を持った病床への転換など、地域住民の医療需要に即した医療提供体制の構築を図る。
 中でも、むつ総合病院は、1977年に建設された一般病棟(SRC造地下1階地上8階塔屋1階建て、延べ1万2027・5平方b)が、築後40年を経過し老朽化が進行しているほか、2008年に実施した耐震診断で要改築との診断が出ていることから早期の対応が求められている。
 今後、業務の中で財政シミュレーションや適正規模の検討や、運営組織など医療機能再編を行うための調査などを行い、早期の改善を図っていきたいとしている。

 提供:建設新聞社