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建通新聞社(中部)
2018/03/26

【愛知】名古屋市 2018年度の学校施設整備計画

 名古屋市教育委員会は、2018年度の学校施設整備計画を明らかにした。整備事業費は72億4198万9000円。主な建設工事としては、守山養護特別支援学校(守山区)の産業科棟の新築工事がある。この他、志段味東小(守山区)の分離新設校や、葵小(東区)の増築に向けた設計を盛り込んだ。18年度からの新たな取り組みとして始まる校舎の保全改修については小学校20校と中学校11校で実施する。
 志段味東小については今後に生徒数の急増が見込まれるため、新たな学校の建設を計画している。18年度には設計費を盛り込んでおり、順調に進めば19年度に着工、21年度に開校するスケジュールを描いている。
 守山養護でも増築に向けた工事費を盛り込んだ。設計作業は青島設計(名古屋市中区)が担当。施設規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ約3200平方b。18年度に既存建物の取り壊し、建設工事の着手する。総事業費は約16億円。21年度の供用開始を目指す。
 保全改修は、学校施設リフレッシュプランに基づく新たな取り組み。老朽化した校舎などの屋上・外壁・トイレ・設備を改修し、建物の長寿命化につなげる。対象は▽千種区―星ケ丘小(校舎棟)▽東区―東白壁小(校舎棟)、矢田小(校舎棟)▽北区―金城小(校舎棟)、味鋺小(校舎棟)▽中村区―稲西小(校舎棟)▽昭和区―八事小(校舎棟)、滝川小(校舎棟)、御器所小(校舎棟)▽瑞穂区―陽明小(体育館)、汐路小(体育館)▽中川区―千音寺小(校舎棟)、常磐小(校舎棟・体育館)▽守山区―大森小(校舎棟)、守山小(校舎棟)▽緑区―緑小(校舎棟)、東丘小(校舎棟)▽名東区―西山小(校舎棟)▽天白区―天白小(校舎棟)、八事東小(体育館棟)―。
 さらに、中学校では▽西区―菊井中(校舎棟)▽中村区―豊正中(校舎棟)、御田中(校舎棟)▽中区―伊勢山中(校舎棟)▽昭和区―川名中(校舎棟)、桜山中(体育館)▽瑞穂区―汐路中(校舎棟)▽熱田区―日比野中(校舎棟)▽港区―南陽中(校舎棟)▽南区―桜田中(校舎棟)▽守山区―守山東中(校舎棟)―が対象となった。
 このうち、汐路小と常磐小、天白小、御田中、伊勢山中については、保全改修に合わせて埋設給排水管の改修を実施する。
 校舎の大規模改造では、砂田橋小(東区、校舎棟)と城山中(千種区、校舎棟)が対象となる。
 さらに、埋設給排水管の改修を▽児玉小(西区)▽日比津小(中村区)▽野立小(熱田区)▽当知小(港区)▽桜小(南区)▽久米田中(中川区)―で実施する。
 公害対策関係校での空調設備の整備の対象校は▽砂田橋小(東区)▽西城小(守山区)▽大曽根中(北区)▽北中(北区)▽守山西中(守山区)―。
 運動場の改修では▽東山小(千種区)▽小幡北小(守山区)▽有松小(緑区)▽北一社小(名東区)▽滝ノ水中(緑区)▽上社中(名東区)▽工芸高(東区)―が対象となる。
 また、肢体不自由学級設置校でのエレベーター整備に向けて、当知中(港区)と植田中(天白区)でそれぞれ設計を予定。東陵中(緑区)では外構工事、山田高(西区)では運動場の拡張に向けた設計を実施する。

提供:建通新聞社