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北陸工業新聞社
2018/03/27

【福井】大雪、軟弱地盤対策を経て完成/舞若道三方五湖スマートIC/観光振興と地域活性化に期待/開通式典開く 

 舞鶴若狭自動車道「三方五湖スマートインターチェンジ」の開通式典が24日、若狭町中央公民館(リブラ若狭)で開かれ、関係者約60人が観光拠点への来訪者増加や産業活性化、救急医療の支援等が期待されるスマートICの開通を祝った。
 式では、若狭町の森下裕町長が「官民が連携し、スマートインターチェンジを活用した地域活性化への取り組みを展開したい」と式辞。事業主体で中日本高速道路金沢支社の久保田修支社長が「福井県をはじめとする沿線自治体との連携をさらに強化し、観光産業の振興と地域活性化を今まで以上に貢献できるよう全力で取り組みたい」とあいさつ。さらに、「工事終盤に大雪に見舞われながらも本日無事開通を迎えることができた」と献身的な努力を重ねた工事従事者らを労った。
 また、来賓として出席した西川一誠知事、高木毅衆議院議員、斉木武志衆議院議員、山崎正昭参議院議員らが祝辞を述べた。
 式典終了後、三方五湖スマートICゲート前(若狭町鳥浜地係)において開通記念行事を開催。関係者によるテープカット、くす玉開披、快晴の春空に風船放天が行われた。同日午後に待望の開通となった。
 舞鶴若狭自動車道若狭三方ICと若狭上中IC間の三方五湖PA(パーキングエリア)に連結される「三方五湖スマートIC」は、16年4月から工事着手。インターチェンジを構成する盛土や橋梁など軟弱地盤への対策を行いながら慎重に工事を進め、1年11カ月という短い期間で完成を迎えた。24時間運用し、全方向利用可能(小浜方面、敦賀方面)。ETC車載器搭載の全車種(車長12メートル以下)が利用でき、若狭広域農道「若狭梅街道線」にアクセス可能となっている。工事施工は坂川建設。ETC設備工事はNDS、道路照明設備その他工事は日東電気、機械室新築工事は大和建設が担当。

hokuriku